遠近両用や中近両用の累進レンズをご注文された際に、お客様の視線が近用アイポイントと合致されるかを確認する作業です。
楽な姿勢で近用アイポイントに視線移動できれば問題ありませんが、視線の下方回旋は苦手な方もいらっしゃいます。
近用アイポイントまで視線が到達しにくい場合は、フレームの傾斜角を起こす、累進帯が短いレンズを選ぶ などで対策します。
また、瞳孔が近用アイポイントの内側や外側にずれている場合は、角膜頂間距離を近づける、離す などで修正します。
このようなアライメントシールをデモレンズに貼り、お客様の瞳孔位置や視線移動を確認しながらレイアウトを決めます。
内寄せ(寄り目)が苦手な方はインセット量も考慮して手配します。
いくら正確な度数決定と高機能な高額レンズを選ばれても、フレームのフィッティングとレンズのレイアウトを誤れば、光学性能を最大限活かせません。
言い換えますと、ご購入された累進レンズの見え方が気になる場合、再フィッティングや再レイアウトで改善する可能性がある ということです。
レンズメーカー保証が付いている累進レンズ(対象外レンズあります)はメーカー毎で期間が異なるため、ご購入後2~3ヶ月以内に再チェック、ご相談をお願いいたします。