近視は複数の遺伝因子と環境因子が複合的に関与して発症すると考えられています。
●遺伝
両親とも近視の子供は、近視になるリスクが高く、遺伝的因子が関わっているとされます。
●生活環境
テレビやパソコン、スマホの普及により、室内で近くを見る生活が多くなり、屋外での活動時間が短くなってきている生活環境の変化が近視人口の増加に影響を与えていると考えられています。
近視の種類
●軸性近視
眼軸長が長く、網膜の手前で焦点を結ぶ軸性の要素が大きい屈折異常が軸性近視と分類。
●屈折性近視
角膜や水晶体の屈折力が強く、網膜の手前で焦点を結ぶ屈折性の要素が大きい屈折異常が屈折性近視と分類。
成人の標準的モデルとして、角膜の屈折力は約43Dで、眼屈折系の約70%。水晶体の屈折力は約19Dで、眼屈折系の約30%を担っているといわれます。
眼軸長は約24mmとされ、1mm伸長すれば約3D近視が進行すると考えられています。
以上の点から、成長期である子供の近視進行を抑制するために、
●屋外での活動時間を長く設ける。
●パソコンやスマホ使用時間の短縮。
●必要性が高くなければブルーカットコートは避ける。(ある程度の紫外線は近視進行抑制に効果がある様です)
子供は屋外で元気よく遊ぶことが、眼にとっても良さそうです♪