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メガネレンズの3要素

更新日:2023年11月5日

メガネを購入する際、レンズを選ぶポイントにもなります。

🔵レンズの3要素 ※東海光学(株)資料

①屈折率



②比重



③アッベ数




①の屈折率は光を曲げる割合で、低屈折率1.50~高屈折率1.76(プラスチックレンズ)と、数字が大きくなるほど圧縮され、レンズは薄くなります。

②の比重はレンズ素材の重さで、数字が大きくなるほど重くなります。ガラスレンズはプラスチックレンズの約2倍重くなります。

💡ここがポイント💡 レンズ素材の比重は低屈折率の方が軽く、高屈折率になる方が重くなります。

③のアッベ数は色収差のことで、色のにじみ具合を示しています。数字が大きい方が、にじみが少なくなります。

色のにじみは言葉では説明が難しいので・・👇




画像は蛍光灯ですが、周辺部の白い部分と黒い部分の境目が赤色や黄色に分散されて見えます。蛍光灯以外でも起こります。


メガネレンズはプリズムレンズの集合体のため、光がレンズを通過すると7色に分散されます。



🔵まとめ(プラスチックレンズの場合)

屈折率1.76 比重1.49 アッベ数30

屈折率1.70 比重1.41 アッベ数36

屈折率1.67 比重1.35 アッベ数32

屈折率1.60 比重1.30 アッベ数42

屈折率1.50 比重1.32 アッベ数58


中~強度数の場合(+-4.00D~)は高屈折率の方が薄く、軽くなります。

比重は高屈折率ほど重くなりますが、レンズ体積が減れば(厚さが比重を勝れば)軽くなるため、度数とフレーム玉型サイズにより大きく変わります。


🔵近視用のマイナス度数は凹レンズ → レンズ光学中心より離れるほど厚くなります。

🔵遠視用のプラス度数は凸レンズ → レンズ光学中心が厚くなります。


アッベ数は低屈折率ほど高くなり、色のにじみが少なくなります。弱度数の場合(0~+-3.00D)は、屈折率での厚み差が少ないため、過剰な高屈折率を選ばない方が◎


以上のことも参考にレンズを選んでみてください。

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